2025年7月24日木曜日

トラックに自作kill switchを取り付ける

トラックには新しいクルマにあるようなセキュリティシステムがないので、盗難のリスクを下げるためにキルスイッチを自作することにした。2000年モデルのChevy Silverado 1500ピックアップトラック。

キルスイッチを連動させる方法は色々あるが今回はfuel pumpリレーに接続されてfuel pumpを給電する配線を使うことにした。fuel pumpは単純なフューズではなくリレーになっており、以下のような配線がエンジンルームにあるフューズボックスにある。Fuel pumpリレーの87番がスイッチになっており、そこからグレーの配線がC3コネクターのF1ポジションに接続されている。

Fuel pump relayの配線図

C3コネクター(赤色)の左上(F1ポジション)がfuel pumpに給電する配線

どこが実際の配線になっているのかを調べるのが一番時間のかかる部分だったが、LT1SWAP.COM 1999-2002 FUSE BLOCKS and HARNESSES にすべての情報があるので、根気よく見ていけばよい。
https://lt1swap.com/underhoodfuseblock.htmより
このグレーの配線をカットして、その間に12vのON/OFFができるキルスイッチを取り付けて、そのスイッチをクルマの中のどこかに隠しておけばよい。
OFFの状態でクルマのエンジンをかけようとするとスターターは動いてクランキングするが、燃料が供給されないのでエンジンはかからない、あるいはすこしだけ燃料がfuel lineに残っていれば一瞬だけかかってエンジンはすぐに止まってしまう。


2025年2月4日火曜日

カナダの警官に免許証を盗られた話

 先週の日曜、Lillooetから30キロくらい南のRogers Creekから家に帰る途中、スキーリゾートのあるWhistler Villageで夕飯を食べようと立ち寄ったところ、女性の警官 (RCMP)に呼び止められた。パーキングが空いていなくて、のろのろと彷徨っていたら飲酒運転をしているのではと勘違いされたからだ。IDチェックされていくつか質問に答えて、そのあとクルマから降りて呼気からアルコールを検出するテストをやらされた。結果は陰性で(飲酒はしていないから当たり前だ)その後、少々注意されたあとに違反のチケットは切られずに終わった。近くの寿司屋で夕飯を済ませてそのまま家に帰った後、次の日にサイフにDriver licenseがないことに気付いた。昨晩のことを思い出し、そして99%彼女がIDチェックした際に返すのを忘れていると思った。これが月曜日。最悪だ。もちろん、免許証の携帯が義務付けられているので、免許なしでクルマを運転すると罰金になる。事情を説明すればいいだろうと思って無視して運転していたが、あまり気持ち良いものではない。とにかく早く取り返す必要がある。

1月28日 火曜日、Whister RCMPに電話するとすぐに繋がって事情を説明するとすぐに日曜日に働いていた警官に聞いてみるよと言われ、見つかったら電話してほしいことを伝えて電話を切った。この日は連絡なし。

1月29日 水曜日、Whistler RCMPに再び電話するとまだ分からないと言われた。これでは事態が進まないのでWhistler detachmentに何人の女性警官がいるのかと訪ねたら5人いることが分かり、さらに日曜日に働いていた女性警官は土曜日まで休みだと言われた。最短でも1週間待たなければならない。その後、ネットで色々と調べていると、広報担当の警官のメールアドレスをプレスリリースから見つけたので、ダメ元で送ってみた。それからICBCのサイトから一応免許証の再発行手続きのために予約を入れた。

1月30日 木曜日、メールから返信があり、尋ねてみるよと返信が帰ってきた。再びWhistler RCMPに電話。担当は同じ人で、まだ分からないと言われた。事態が進まずイライラが募る。年のため、Whistler Villageの落とし物を管理している部署にもレポートした。

1月31日 金曜日、また電話すると違う担当者が出てきて、先週の日曜日にシフトに入っていた女性警官は月曜日に出勤することがわかった。一週間の休みを取っていたのだ。一応、メールのつながっている警官に催促するが返信はなかった。

2月1-2日 土日は警察のオフィスは閉じているので電話が繋がらないので進展はなかった。特にできることはない。

2月3日 月曜日、電話をするとまだ分からないと言われた。おかしい。彼女は今日出勤するとはずと言うと明日ということがわかった。。受付は5人のうち、4人には聞いてくれて、全員が心当たりがないということだった。ここで残る可能性は出勤していない一人の女性警官となった。こんなことをしていても事態は一向に進まないので、電話越しに最終的に警官の名前とメールアドレスを聞き、彼女に直接メールすることにした。返信を待つ。これをもっと早くやっているべきだったのだ。

2月4日 火曜日、朝起きると一通のメールが!そしてやはり彼女が僕の免許証を持っていたことがわかった。ここまで長かった。メールでは遅いので、ケータイの番号を聞き、そしてすぐに郵便局から郵送してくれた。

ところで、警官の完全なミスなのでもっと早く彼女から何某かの方法で連絡するべきではなかったのか。とにかく見つかって良かった。

学んだこと:必ず呼び止められたら警官の名前を聞いておく。


2024年8月26日月曜日

Squamish riverでトラウト釣り

 湖でのトラウトフィッシングは割と慣れてきたので、渓流でのトラウトに挑戦してみた。流れもあり、湖とは違って魚のいる場所を積極的に探して行く必要がある。Squamish river沿いには、forest service roadがずっと通っており、また何度もキャンプしたこともあるので行ってみることにした。

青でマークした場所で釣った

最初に見つけたのは、本流から分かれた流れの穏やかな支流で、1-2mくらいの浅い場所で、石灰岩が溶け出して白く濁っている。清流とは違い、この川の特徴。10 lb braided lineに6 lbのフロロ、その先にスピナーをつけたところ、20cmくらいの小さなトラウトが釣れた。この場所ではいろいろ試したがアタリはあるものの、2匹釣れたのみ。ウキに小さなワームをつけて試したがアタリはなし。

小さなbull trout

下流に下って、いい場所を見つけたので、同じセットアップで釣り始めたところ、流れのとても早い本流と遅い流れがちょうど合流する場所で、5匹くらいの30cmを超える大きなbull troutが釣れた。
いいサイズ感

川釣りで想像以上に釣れてびっくり。大きな個体は引きも強くかなりアグレッシブで楽しい。よい自信にもなった。魚のいる場所を見つけるのがとても重要な気がする。

ところで、釣った魚の種同定は初心者には結構難しく、調べても住む場所によって体色が違うので簡単ではない。地元のフィッシングfacebook groupで聞いたところ、これがbull troutとわかった。前に釣ったのはもっと茶緑だった。

2024年8月21日水曜日

イリジウム衛星 サテライトコミュニケーションデバイス

Zoleoというイリジウム衛星を使った電波の届かない緊急用のデバイスを買ってみた。セールで$200で月額$25で専用の電話番号とメールアドレスが持てるというもの。イリジウム衛星は、地球の上空700kmを66個の衛星が周回し、地球のすべて(南極など)から接続できる。

SOSボタンを押すと、遭難救助隊の中の人とBluetooth接続したケータイを通じて、相互にやり取りすることができ、救助を要請することができる。また、電波の届かない山奥でも、200文字以下のSMSやメールを誰にでも、月に25通まで契約したプランでは送ることができる。このため、例えば一人で山に入ったときに家族に到着したことや、GPSで現在地などを知らせておくことができるというものだ。

こういうのは滅多に使うことはないし、使わないに越したことはないが、緊急の場面はいつ来るかわからない。山火事や雪崩、土砂崩れは本当によく起こるので、山道が寸断されてしまえば町まで降りていくこともできないかもしれない。Peace of mindというものだ。

2024年8月15日木曜日

Spences bridge, Lower Nicola, Logan Lake探訪 その2

前週に引き続き、MerrittとLogan Lakeに囲まれた西側の湖がたくさんあるエリアを探検することにした。あと2日あれば、このあたりの湖のおおよそは行くことができるだろうという計画だった。

8/9/2024

この日も仕事の関係で夜遅く、金夜11pm頃にバンクーバーを出発したが、Hwy1が工事でバンクーバーを抜けるまで1時間くらいかかってしまった。Hopeのガソリンスタンドに着いたのは深夜1:21amだった。ガソリンスタンドにつくとおぞましい数の蛾が光に集まり、セブンイレブンのドアが蛾だらけで開けるのも気持ち悪かった。店内も蛾だらけ。店員の歯が全然ないお兄ちゃんは、数日前のChilcotin riverの土砂崩れ(https://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/bc-chilcotin-river-landslide-struggling-salmon-1.7283539)で山から蛾が流れされてきたと言ってたが本当だろうか?Hwy5からMerrittまで120km走って、先週見つけたLower Nicolaにある道沿いの場所でキャンプする。15℃くらいで肌寒い。一度来たとき、山に入る手前か入ってすぐの平らな場所を見つけておくと次回に相当楽な思いができる。結局、2:30am頃に就寝。

8/10/2024

遅めに朝起きると、素晴らしい天気だった。20℃くらいの気温で、時折涼しい風が吹いている。ゆっくり支度をしてLower NicolaのCancoでガソリンを入れ、そしてLogan lakeにHwy 97C経由で向かう。

乾燥して晴れた秋のような天気

Hwy97CからWitches Broom Roadを経由してGump LakeのRec siteに12:30pm頃に到着。雲行きが怪しいがここでランチ。Gump Lakeは手前が沼地になっており、釣りやボートをするには少し微妙だった。サンドイッチを作りステーキを焼いていると、雷がなり始めて小雨が降ってきたが、晴れ間も見えるのであまり気にせず数キロ先のTupper Lakeに行ってパドルボートと釣りをすることにした。

Tupper Lakeの眺め

Tupper Lakeは水温も高く釣りやボート遊びには絶好の場所だったが、残念ながらトラウトは釣れず。湖の奥の方ではかなり魚がジャンプしていたので、釣れると思ったがだめだった。4時ごろまで遊んで、そこから西へ40キロほどオフロードを走って、Big O.K. Lakeを目指した。湖の回りは、ごつごつした岩場で荒れた路面だった。ときおりタイヤを置く位置を確認しながらピクニックテーブルのある場所でキャンプすることにした。眠くて9時ごろには就寝。標高が1,600メートルくらいあったので、夜はかなり冷えた。おそらく10℃くらいだっただろう。

パドルボートを屋根に固定しておくとすぐに水に出せて便利だった

8/11/2024

この日は昨日走った道を戻るような形で、西へ40キロくらい走り、Antler Lakeへ行ってみることにしたが、この湖の手前は着いてみると湿地帯となっており、釣りができなさそうだったので、近くのDot Lakeに行くことにした。Dot Lakeは釣りができるようなデッキまで作られた場所だったが、あいにく小さなトラウトしかおらず針が大きくて餌を食べられるばかりだった。

夕方にLower Nicola方面を目指して山を降りはじめ、1時間くらい走って4pm頃にトレイルの入口まで戻った。途中、メインのFSRに合流する前のStumbles creekあたりの道はdeactivated(メンテナンスされていない山道)されており、水が流れ込んだ跡があり、岩が転がり、草が生え放題で走るにはかなり良かった。タイヤの空気を35PSIまで戻して、Merritt経由でHopeまで戻ったら6pm頃だった。サブウェイで夕飯を食べて、9時前には帰宅した。



JeepのDana44リアデフのオイル交換

JeepのDana44リアデフのオイル交換(227,130キロ)。前回は、4.88にギアを交換したときなので、おおよそ17,000km。2万キロか1年くらいを目安に交換しているので、少し早いが悪いことはない。フロントは年始にデフを取り出したときにオイル交換しているので今回は不要。

デフの中を見るのはいつも少し怖いものだ。リングギア、ピニオンギア、サイドギアとスパイダーギアの歯は見た感じ全く欠けたりしていなかった。ギアが削れた屑もない。デフカバーをペイントして、Lucas oilのSAE 80W-90を2Lくらい補充して終わり。カバーのボルトは30ft-lbsで締める。毎回、Black RTVでシールするのが汚れて嫌なので何度も使えるデフ用のガスケットを次回は使いたい。

デフの中は問題なし

なんとなく赤にペイントしてリフレッシュして見栄え良し

2024年8月13日火曜日

Spences bridge, Lower Nicola, Logan Lake探訪 その1

二週にわたり、Spences bridgeとLower NicolaそしてLogan Lakeに囲まれた100km四方くらいのエリアを探検した。地図を眺めているとこのエリアには、20個以上の大小さまざまな湖が点在しており、釣りとキャンプにはもってこいの場所であるが訪れたことはなかった。また、山火事で一部が消失しているが、林業が盛んで無限に大小様々な道とトレイルが張り巡らされており、とても魅力的な場所だ。

青で囲ったエリアを探検した

これはTopNotchNavigatorのスクリーンショットだが、見て分かる通り、まさに網目のように、オフロードトレイルが続いている。実際は行ってみないと倒木や落石、また古い道は木が成長してしまい通れないことも多いがとにかく無限の可能性を感じる。
☆マークは、湖に面したレクリエーションサイトだが、これも無限にあり時間が足りない

8/2/2024-8/4/2024

金夜11pm頃にバンクーバーを出発し、Hope経由でLyttonに到着したのは2:37amだった。暗闇のなか、Botaine Creek Roadを北上して、適当な場所で寝たのは3:30頃だった。疲れ果ててすぐに寝たが、朝になると直射日光を遮る森がまったくない場所で寝ていることに気づいた。暑すぎる。寝不足の中、Botaine Lakeをその先の目指してみたが、Spences bridgeから先のAshcroftで大規模な山火事が起きていて、避難警告が出ていた。消防の人たちがスプリンクラーの確認に来ていた。どうも湖の先からは、Lytton First Nationの人たちのReserve landで先に行けなさそうなので、LyttonからSpences bridgeを経由してHwy8に入り、そこから湖がたくさんあるエリアを目指すことにした。とにかく暑い日。

Hwy8はハイウェイといえど、走ってみるとダートでとても100km/hなどで走れるような道ではなかった。道の途中、大きなbig horn seepの群れに遭遇する。気温がどんどん上がり37℃以上あった。Skuhun creek roadから山のなかに入っていく。目指す場所は標高1,600mなので、幾分は涼しいだろうと期待。タイヤの空気を抜くときに外気温を測ると44℃を記録していた。18PSIで走る。


道はそこまで悪くないが傾斜もきつい。2WDのまま走っているとエンジンの温度が徐々に上昇してオーバーヒート気味になってしまった。慌てて4LOに入れるとすぐに正常に戻った。ラジエーターのファンが2WDだと高回転にならないので、外気温と傾斜で冷却が追いつかなかった。面倒くさがらず、すぐにローギアに入れるべきだった。ちょうど1時間かけて29.1km走り、Pimainus Lakeに3:15頃に到着。外は25Cくらいで風も涼しい。ジープの屋根にとりつけた200Wのソーラーパネルは順調に動いており、暑い山の中でフルーツアイスが食べられる贅沢を味わう。

Pimainusとはこのあたりのfirst nationの言葉で、"The flat underneath or near a steep rise"という意味らしい。まさに山を超えたあとに広がる平地のことだ。湖で釣りを始めると早速、20cmくらいの小さなレインボートラウトが釣れた。4匹釣ってさばいて冷蔵庫に保存。蚊やアブもいない。夕飯をつくり、そしてすぐに寝た。

レインボートラウトは淡白で美味い

湖が見渡せる最高のロケーション

3日目、荷物を片付けて近くのRoscoe Lakeに行くと、人が歩けるトレイルがあり、Knight Lakeまで小一時間ハイキング。手前が沼地になっており、魚はいるが小さすぎてアタリを合わせても1匹のみ。昼ご飯を作ってからまたGordon Lakeへ。この日初めて、バギーとダートバイクに乗った人たちに会った。山に人がいない。どこまでもダートが続き、高地独特の風が時折吹く。

Gordon Lakeの美しい眺め

Gordon Lakeに続くトレイルは景色がとてもよく、ほとんど使われていない道で、轍には草が生え始め、岩が転がり、湧き水が流れ込み、そして燃えて枯れきった山には下草と花が咲いて美しかった。湖の近くの最後のセクションは4LOに入れる。着いてすぐに釣りをしたがアタリはなく残念。パドルボートで湖の沖まで行ってみる。アイスコーヒーを入れて、時間がゆっくりと流れる。このエリアを探検するには圧倒的に時間が足りない。

山道を降り、タイヤに35PSIまで空気を戻す。Lower Nicolaを経由してMerrittで給油しつつ、Hwy5経由でバンクーバーへ帰る。総移動距離: 700kmくらい。帰り道、道路脇の木によじ登るかわいい子グマ (Black bear)にも遭遇。その2に続きます。


GPS情報


2024年8月1日木曜日

自作ポータブルバッテリー v2

昨年、12vの自作ポータブルバッテリーを作った。50 hAのLifepo4がアマゾンで$200のセールだった。ホームセンターでプラスティック製の箱を買って、そこに色々と配線をしてキャンプでつかいはじめた。既製品はだいたい、同じくらいの容量 (500Wh–600Wh)で$5-600なので、かなりの節約になった。もともとの目的は、真冬にディーゼルヒーターを動かすためで、これのおかげで–20Cくらいの外気温でも、テントの中は20C以上で快適そのものだった。一方、試作version 1だったので、配線がフューズや電圧モニターなどを後づけしていくとどんどん汚くなって、中がぐちゃぐちゃだった。それからソーラーパネルを使って充電したいと思っており、リフレッシュすることにした。

リチウムイオンバッテリーは、50Ah 12.8V (~640Wh)のままで、ホームセンターのハンティングギアの棚に頑丈なケースがあったので、それを利用。ソーラーパネルは、EcoWorthyの100Wx2枚。コントローラーはソーラーパネルに付属してきたものを利用。このソーラーパネルは200$くらいで格安だが、2つのパネルをつなぐケーブルなどがすべて付属してくるので、とても便利だ。二回目ということもあり、前回の反省をいかして、とてもきれいに配線できた。YouTubeにも動画がたくさんある。
ECO-WORTHY 200 Watts 12 Volts Solar Panel Starter Kit


ケースの蓋にコントローラー、USB-Cなどの電源を使えるようにした

バッテリーとフューズのシンプルな構成


ソーラーパネルはジープの屋根にあるルーフラックに穴を開けて、ブラケットを取り付け、そこにパネルを固定することにした。配線はまだごちゃっとしているが、ひとまずは、リアゲートから内側に引き込むことにした。当初は屋根に穴を開けないといけないと思っていたが、ひとまずはその必要はなさそうだ。
2枚のパネルは縦置きしてもまだスペースはある

さて、外が晴れてきたので、早速充電を始めてみた。完全な快晴ではないが、雲はほとんどない(90%くらい)。この条件で、7.0Aから7.5Aくらいが発電できることがわかった。おおよそ96Wなので夏場に冷蔵庫をマイナス15Cにしても十分賄えそうな発電で満足。理論上、200Wがこの二枚のパネルから発電できる最大なので、50%程度。

3日以上のキャンプになるとバッテリー容量が足りなくなって心配だったが、晴れてさえいれば、ほぼ気にしなくても良さそうだ。暫く実験を続けてみよう。一方、冬は雨季で曇りばかりが続くので、クルマのオルタネーターに繋ぐAC-DCコンバーターがいるかもしれない。
 
発電の様子

2024年6月21日金曜日

Jeep JK ウォーターポンプやプーリー、ベルトの交換

 本格的に夏が始まる前にウォーターポンプとプーリーなど一式を交換しておいた。交換したパーツは以下の通り。ウォーターポンプはおそらくずっと交換されてないので、予備的に交換。219,950キロも動いた。プーリーはベアリングが完全にダメになって指でくるくると回ってしまう始末。

  • サーペンティンベルト (Bando 6PK2285 OEM Quality Serpentine Belt; $38)
  • アイドラープーリー (ACDelco 38018 Professional Idler Pulley; $34) 
  • *テンショナープーリー
  • ウォーターポンプ (Mopar純正 4666044AA $136.58)
  • クーラント液 1ガロン (50/50) Zerex ZXGO51 G-05 Antifreeze; $40) *1:1で混ぜて使うもの
  • イオン交換水 1ガロン $10くらい (Canadian Tire)

*テンショナープーリーは一式のパーツになってプーリーのみは交換不可だが、分解してプーリーのみを交換できる。サイズはアイドラープーリーと同じ。
これに加えて、ラジエーターにクーラント液を補充するときに使う専用の漏斗 (EPAuto Spill Proof Radiator Coolant Filling Funnel Kit)をamazonで$30くらいで買った。

特に難しいことはなくスムーズ。ベルトを外してウォーターポンプのボルトを緩め始めると、どばどばとクーラントがエンジンブロックから出てくるので、下に大きめのバケツを用意しておく。最終的に3ガロンくらい出た。Moparの純正ウォーターポンプにはガスケットも付属してきたので、それを使った。不要という人もいるが念の為、耐熱性RTVを薄く塗って軽くボルトを占めて、1時間くらいたったあとにトルクスペックに締めた。ウォーターポンプのボルトは105 in. lbs、プーリーは250 in. lbs (ft. lbsではないので注意!)。
新品のウォーターポンプ

ラジエーターの蓋を開けてろうとを差し込み、クーラント液を入れていく。エンジンをかけて、ヒーターをONに。このままアイドルを20分くらい続けて、サーモスタットが開くのを待つ。ホースから空気がどんどん出てくる。その度にクーラントを足していく。なかの空気を完全に抜くため、upper radiator hose (エンジンからラジエーターに行くホース)を手で揉むとホースの中の空気がより効率的に抜ける。途中、ガスケットからの漏れがないか随時確認。

クーラントを補充中

液量に変化がなくなったら試運転。サーモスタットの温度を気にしながら走って、オーバーヒートなどがないかをチェック。

これまでにウォーターポンプに問題はなかったが、予備的な整備ということで、水回りとベルトやプーリーなどを一緒に交換しておいた。何かの作業をする際に外したり、一緒に動くパーツは同時に交換しておくと作業量も減るし楽だ。ボールジョイントを交換するならユニバーサルジョイントやブレーキも一緒にやっておこうというのと同じ。






2024年1月3日水曜日

ディファレンシャルギアの不調と修理

V6 3.8Lは車重に対して非力なエンジン(202 hp / 237 lb/ft)で、そこにさらに重くて大きな大径タイヤを履かせると登り坂などでの運転は楽しいものではない。もともとのギア比は、3.73:1なのでこれを4.88にre-gearすることで、パフォーマンスとくに1,500–2,000 rpm付近でのトルクが非常に高まり、33インチのMTタイヤでも、本当に運転しやすくなった。特に3速でも80 km/h以上を維持することがきつかった傾斜の厳しい長い高速の登り坂を、4速でも快適に運転できるようになった。オフでの走行時、きつい下り坂でとにかく減速してコントロールしたい場合にその威力を発揮した。4LOで1速に入れると、3–5 km/hくらいを維持でき、ブレーキングする必要がほぼない。これはより正確にクルマをコントロールし、さらにブレーキのオーバーヒートも防ぐことができる。

ところで、日本語だとこのギア比を交換することをファイナルダウンというそうですが、和製英語でしょうか。北米では一度も聞いたことがない。Re-gearかgear swapと普通は言います。日本語と英語で、名称が異なる部品もある。例えば、日本語でドライブシャフトはこちらでは、アクスルシャフト (Axle shaft)に対応しているし、こちらでのDrive shaftは日本だとプロペラシャフトというみたいですね。

フロントのデフは、夏に一式自分でアクスルを交換したときに前のオーナーが4.88:1のRing/Pinion GearとAussie製のLunch box lockerを取り付けていたので、リアのみショップでSpicer製のギアに交換してもらった。また、Limited Slip Differentialのクラッチが摩耗して壊れていたので、これも強化されたクラッチプレートに交換してもらった。ランチボックスロッカーは、日本ではほぼ馴染みがないものかと思うが、これはキャリアに入れた2つのプレートが4WDにしたときに左右のアクスルシャフトをロックすることで、トルクの分配を1:1にするというもの。オフロードでは非常に強力だ。2WDにおいては、プレートがラチェットのような動きをするため、プレート同士が擦れあって、左右の回転差を吸収する。このため、普通にストリートでも走行できる。というか、2WDではほとんどの状況でロッカーが入っていることを感じ取ることができない。

問題は右にステアリングを大きく切ったときのみ、2WDにおいても、ロックしてしまい、タイヤがガガガッと地面を擦ってしまうような振る舞いをしていることだった。おそらくだが、雪山で下に雪で隠れた深い穴のような場所にタイヤを当ててしまい、これによって、助席側のアクスルハウジングがわずかに曲がってしまい、二駆においても回転時にシャフトから余計なトルクがロッカーのプレートにかかり、カチャカチャと回転差を吸収すべきところをロックしてしまうような振る舞いをしているのだろう。このような可能性について、Jeepグループの一人から指摘され、とても納得した。仕組みについて、可能性について、詳しい人の意見はとても参考になった。この見立てが正しければ、Aussieロッカーを取り外し、オープン(左右のタイヤは別々に回転する)にすれば、暫定的には解決できそうだという。

キャリアは今のものを使えばよく、ロッカーを摘出して、かわりにスパイダーギアとサイドギアをスラストワッシャーとともにインストールすればよい。こう書くと非常に簡単だが、デフの中身をすべて取り出す必要があるため、タイヤ、ブレーキ、ベアリングアセンブリー、そしてアクスルシャフトを取り出すとようやくデフを取り出せる。

問題はSpider/Side gearsをどのようにして手に入れるか。新品がかなり高く400ドル以上する。地元のJeepグループに聞いてみると、家から80 kmくらい離れたMaple RidgeにDana 30のopen carrierを持っている人がいるとのことで、早速家に取りにいくことに。150ドル。話が盛り上がり一時間くらい雑談して帰宅。天気のいい週末に取り掛かろう。

デフを取り出す直前。タイロッドを外すと随分と作業がしやすくなった。

左右のベアリングキャップと古いシール

慣れているので、左右で20分づつくらい。ついでに、アクスルのシールもいいタイミングなので交換することに。左右に2本づつあるボルト、リングギアとキャリアの接点などにペンにマーキングしてもとの位置に完全に戻せるようにしておく。アクスルのシールには、専用工具があるととても便利で、amazonで事前に注文しておいた。念のため、ハウジングとの接点にはシリコンのRTVをつけておいた。これで漏れないはず。

中をきれいにして、新しいシールをプレスしたところ

ロッカーを取り出した。まずは中身のプレートをバラしていく。目立ったキズや欠けた部分などはなし。
Aussieロッカー

また、直接関係はないが、運転席側のUジョイントのキャップが外れてしまい、交換が必要だったので、これもやる。プレスで古いをジョイントを抜き出し、新しいUジョイントをインストール。固着しているので、結構な時間がかかってしまった。

アクスルのUジョイントの交換

もらってきたDana 30のキャリアから、Spider/Side gearsを取り出し、ロッカーを取り出したキャリアに組み込んでいく。Side gearのワッシャーは自分のものを使った。どうも貰ったキャリアに入ったワッシャーは僅かに厚い。クリアランスなども問題なく、きれいに組み込むことができた。ほっと一安心。規定にトルクで組み付けて、デフに戻す。そして逆順にすべてを取り付け直していく。

オープンキャリアとなったDana 30

テスト走行を行ったところ、以前に確認された2WDで右に旋回したときに感じたタイヤのロックが解消された。作業自体は一日半くらいかかったが、それ以上に、ここには書いていないが、一度デフを開けてロッカーを取り出し問題がないかを確認してもとに戻す作業をしているのだった。ギアをMaple Ridgeまで取りに行ったり、結構たいへんだったが、こうしてまたスムーズに走れるようになってよかった。また、2割程度の燃費が向上した。これは2WD時にもタイヤがロックしており、変な抵抗が生まれていたからだろうと思う。

走破性という意味では今回の組付けによってオープンキャリアになってしまい、以前よりトラクション性能は確実に劣ることになるが、これはまたいつかの機会に改良したい。














2023年12月4日月曜日

11/24-26 Sunshine Valley and Pasayten River

11/24 Day 1
10:05 PM バンクーバーを遅めに出発。

11:52 PM 渋滞もなくHwy 1でHopeのマクドナルドに到着。Hwy 1は途中、濡れた路肩が凍っており、タイヤがわずかに滑ってとても運転しにくかった。怖かったので80km/hで流す。外気温は2-4度くらいだったと思う。Falken WildpeakのMTタイヤなのでicyなコンディションは苦手。ToyoのOpen Country MTよりは何倍もマシ。

Hopeで給油。ディーゼルヒーター用にもタンクに3Lほど追加。標高は1,000m以上で寝る予定なので、かなり冷え込むはず。

12:38 am Sunshine Valleyに到着。ライトで照らされた夜道は凍ってきらきらと輝いている。10 kmくらいSumallo River Forest Service Roadのオフロードを走っていく。夏に一度来たことがあったので、なんとなくの土地勘があり、夏にキャンプした場所にクルマを止め、テントを広げることにした。外はかなり冷える。雪はなかったが土が全て凍りつきとても硬い。

テントを広げ、クルマからディーゼルヒーターを出したところ、灯油が漏れていた。さらにタンクから漏れた灯油が燃料ポンプとラインにもかなり付着してしまった。一旦、中を出してすべて拭く羽目に。。チャイニーズクオリティなので致し方なし。灯油を目一杯いれすぎなのと、オフロードで揺れて漏れてしまったのだろう。別のタンクに入れることを検討しよう。結局、この日は眠りについたのは2時前になってしまった。

移動距離: 176 km
総移動距離: 176 km
寝た場所: 49.23228, -121.23383 標高 893 m

11/25 Day 2
9:00 am頃 昨晩が遅くよく眠った。快晴。近くの山には雪が見える。火を起こし暖を取る。朝、コーヒーを淹れようとしたところ、プロパンのガスを持ってくるのを忘れてしまった。。Hopeまで戻って調達しなければ。

10:00 am頃 Sumallo River FSRを戻りつつ、分岐した道を標高1,000 mくらいまで登るとあたりは一瞬にして一面の雪景色に。道は少し融けた雪で氷のような状態。多少滑るがトラクションはまだまだある。快晴の空に雪が反射して、今年一番美しい景色が広がる。少し標高を上げてキャンプしたほうが良かったかもしれないとも思った。

雪と凍てついた氷の道に朝日が差し込む

12:25 pm Sunshine Valleyに戻り、Hwy 1でHopeへ。山を超えるだけなので、20分くらいだ。ホームセンターでプロパンを手に入れ、マックで昼ごはんにする。

1:13 PM Hopeを出発しHwy 3でEast gateを目指す。

2:10 PM East gateのガソリンスタンドにつく。East GateはHopeとPrincetonにある本当に小さな集落で、この村には一軒のガソリンスタンド兼何でも屋(General Store)があり、おばちゃんが切り盛りしている。昔はレストランがあったようだが今はない。いくつかのキャビンがあるだけ。東へ向かう旅人が給油のために訪れる場所だ。ちなみに、ここで給油するためにはおばちゃんに話しかけて、ポンプを動かしてもらう必要があり、クレジットカードの場合、多く払った分は「現金で」戻ってくる。キャンプ用の薪は昨日すべて売れてしまったらしく、残念。

East Gateにあるガソリンスタンド

East Gateからすぐのところに、Pasayten River Forest Service Roadが始まる。Pasayten Riverは隣国アメリカのワシントン州から流れ込む川で山道は国境のギリギリまで続いているよう。標高が少し上がると一面は雪景色に。ここでタイヤの空気圧を15 PSIに。20 cmくらいのパウダースノーの上を注意しながら進んでいく。十分にトラクションもある。雪が降るとなんでもない山道が美しく輝き、その中を永遠に進んでいきたくなる。

3:00 PM 頃 Pasayten River沿いに開けた場所を発見したので、ここでキャンプすることに。すでに西日に陽は傾き始めている。これから気温はどんどん下がっていくだろう。川の浅瀬はすでに凍り始めていた。美しく凍てついた雪景色がどこまでも広がる。夕飯は鶏肉で水炊き。それから赤身の牛肉を焼く。

日が落ちるとマイナス5度まで下がる

移動距離: 124 km
総移動距離: 300 km
寝た場所: 49.05809, -120.55282 標高 1,112 m

11/26 Day 3

8:30 AM 起床。ディーゼルヒーターのおかげでテントの中は快適だったが、外は凍てついている。外気温はマイナス10度。最も寒い中のキャンプになった。あらゆる水分が凍りつき、ペットボトルの水やウォータータンクも凍っている。火を起こしとにかく暖を取る。インスタ味噌汁を朝ごはんに食べる。陽が差し込むまでとにかく寒いがきれいな朝だ。

朝は-10Cまで冷え込みすべてが凍りついた


凍てついた大地

11:30 AM 頃 片付けてキャンプ地を出発し、さらに川沿いを進みアメリカとの国境付近を目指す。標高がさらに上がりパウダースノーは深くなる。どこまで行けるだろうか?結局、1,356 mまで登ったところで、時間もあるので引き返すことに。残念だが、またここに戻ってきたい。次はもっと雪が深くなっているだろう。流石にJeepでも厳しいかもしれない。
誰もいない雪山に快晴が広がる

1:30 am 昼ごはんにラーメンを簡単につくり食べる。トレイルを下り、Hwy 3の入り口まで戻る。タイヤの空気圧を戻す。

2:06 pm East Gate出発。

3:11 pm Hopeのマックで休憩。

5:26 pm Hwy 1は渋滞なくスムーズに家についた。

移動距離: 258 km
総移動距離: 558 km


2023年10月30日月曜日

Elaho river Oct 27-28 2023

 Oct 28 8:07 pm Squamishに向けて出発。

9:20 pm ダウンタウンのガスに到着。外気温は4度ほど。霧で湿度が高いせいかそこまで寒くない。薪と水を補給。

10:49 pm Squamish River FSRを北上し、キャンプできそうな場所を探す。 途中の道で、大きな鹿かElkに遭遇。2mちかくあった。最初、近くのrec siteを目指したが先客あり。土日が晴れる最後だからだろう。月が明るく、山頂に積もり始めた雪が見える。14 km upあたりのElaho Riverのほとりに場所を発見。ここをキャンプ地とする。外気温はマイナス1度。テントを広げ、ディーゼルヒーターをつける。ちゃんと動いてる。温かい空気がテント内を充満させている。快適だ。自作のポータブルバッテリー(600Wh)は問題なく動いている。テントがあまりに暖かくすぐに快適に眠りについた。

Oct 29 9:15 am 快晴。外気温は相変わらずマイナス1度ほど。外は霜が降りて地面と草木の露が凍りついている。バッテリーをチェック。1%程度しか減っていない。灯油は4cmほど液面から消費しているがメモリがないので、正確にどれほどか分からないが、この調子なら3日は余裕で持つ感じだ。山に朝日が遮られなかなか気温が上がらない。クルマの中で寝ていた犬もこの寒さは余裕の様子。寒いので、インスタント味噌汁を飲んで、コーヒーを淹れ、それからまた温かいテントの中で休む。川の向こう岸にそびえ立つ山には雪。そして滝が凍りついている。快晴で美しく張り詰めた空気。

美しく晴れた冬の朝

11:30 am 頃 川へ降りてだらだらと散策。近くに釣り場を探したキャンパーが来る。何が釣れるのだろう。どうもキャンパーよりも釣り人がこのシーズンは多いようだ。昼に中華の牛骨ラーメン。ディーゼルヒーターを使う副次的な効果は、乾燥した空気が絶えずテントの内部を満たすので、結露が全くないことである。いつもテント内が朝起きると結露するので拭き取るのが大変だったが、その心配はなさそうだ。

草木は凍てついていた

2:30 pm 頃 30 km upあたりまでクルマを走らせ、その後は帰路。Fox&Oakでコーヒーとドーナツを買ってだらだらと過ごす。

4:30 pm Hwy 99でバンクーバーへ。渋滞がなく5:40 pmごろに帰宅。

総移動距離 274 km

ディーゼルヒーターの改善点

(1) 燃料タンクの弁からクルマの揺れによって灯油が微妙に漏れる: これはamazonでマシなvent capがあるのでそれを使ってみる
(2) ディーゼルヒーターを安定してクルマで運ぶいい位置を見つける: 後部座席で固定したい
(3) ディーゼルヒーターの作りが適当で、あまり安定感がない: もう少し下を支える木を固定する部分を工夫する

2023年10月9日月曜日

3 days camping trip to Princeton - Day 3

 Oct 8 2023 - Day3

7:00 am頃、クルマの中で寝かせていた犬が起きて鳴いたのでテントから出てトイレをさせて周りをしばし散策する。氷点下のような寒さではない。一旦火を起こしてコーヒーを入れるがまだ眠いので二度寝する。

美しい白樺の紅葉

9:34 am 二度寝から起きて朝食。パンに卵焼きとチーズを挟んで食べる。快晴の秋空が今日も広がっている。ゆっくりと支度をして片付け。さて昨日は四駆がないと登れないかと思ったこの先のトレイルは歩いてみると全く問題なさそうだった。橋の壊れたYoungsberg Roadのすぐ横に枯れた川と土手を登れる場所があるのでそこからKettle Valley Roadへ進む。4 kmくらい牧草地帯を縦断する道を進むがほとんど道はメンテナンスされておらず、木が生い茂りクルマに枝が無数に擦れる。そして昨日発見した廃墟の前に差し掛かる。誰の家だったのだろう。外壁の状態はよく二階建てのような作りだ。

Kettle Valley Roadの眺め

廃墟となった家が牧草地帯にひっそりと佇む

11:22 am Kettle Valley Roadは、残念ながら廃墟から少し進むとゲートがありこれ以上は先進むことはできなかった。このさきは牧場として今も利用されているのだと思う。来た道を引き返し、Youngsberg Roadを東に進み、いくつもの湖が近くに点在する場所を目指した。道の状態は悪くなく、紅葉が美しい。

12:01 pm Jonny Lakeに到着。三連休なのに誰もいない。Rickey Lakeとその先にあるClifford Lakeに立ち寄り、眺めの良さそうなRickey Lakeで昼ごはんに休憩することにする。数台のクルマとすれ違う。このあたりは湖が点在しているので湖は一家に一つという贅沢さだ。レトルトのジャンバラヤに焼いたソーセージとトマトを乗せて食べる。うまい。火を起こしだらだらと過ごす。

3:00 pm頃、片付けて来た道とは反対側から山を下りハイウェイを目指す。Youngsberg Roadを進みそしてPike Mountain Forest Service Roadへと合流し、そしてSummit Lakeのすぐ横に出る。12度と気温は暖かく、この道は最高の眺めだった。紅葉で美しいダートが続いていた。10 kmほど走ると舗装路へ。ハイウェイ5a (Merrit-Princeton hwy)で40 kmほど走り、Princetonへと向かう。

4:09 pm Princetonで給油とおやつを買う。その後、泥だらけになったクルマを洗車して泥を落とす。泥とサビが固着すると整備のときに本当に苦労するので、オフロードを走ったあとはなるべく早く綺麗にしておくのが大切だ。さて旅もいよいよ帰路だ。バンクーバーまでは300 kmほどだ。まずはいくつもの山を超えるHwy 3でHopeまで。

5:42 pm Manning ParkにあるLightning Lakeで休憩。さて家までがんばって運転しよう。

8:21 pm 長旅を終えて無事帰宅。Hwy 1は渋滞に捕まることもなく帰ることができた。

  • 移動距離 361 km
  • 総移動距離 701 km

3 days camping trip to Princeton - Day 2

Oct 7, 2023 - Day 2

7:00 am頃 足先が冷えて起きてしまう。テントのはしごと外においておいた靴が凍っていた。一旦テントから降りて犬をトイレさせる。気温は-3度くらい。とにかく寒い。すぐにテントに入りもう一度寝る。

9:44 am 二度寝から起きる。太陽がようやく山を越えてこちらを照らし始める。まだ影になった土や草は霜に覆われている。火を起こし暖を取る。コーヒーで身体を温める。日が差し込んでくると青空が広がり、自分たちが美しい山の中にいることを初めて認識する。前日の夜中では、あたりがどんな場所なのか検討もつかなかったからだ。紅葉とアカマツ、そして澄んだ秋の青空が綺麗で、だらだらと午前中を過ごし、テントをしまいPrincetonの中心まで向かう。すぐそこだ。

テントの結露した水分が凍っていた

朝起きると秋の美しい晴れが広がった

12:12 pm 40 kmくらい走りPrincetonに到着。給油。Coalmontへと向かう。Coalmontまでは20 kmくらいですぐについてしまう。この町もまたゴールドラッシュで金鉱として栄え、そして衰退した町の一つ。ここにあるGranite Creekにも1900年代に建てられた家が残っているらしく、見てみたかった。Granite Creek Recreation Siteへと向かい、昼ごはんに。とんこつラーメンとソーセージ。

2:54 pm Granite Creekに立ち寄る。美しい紅葉の中、いくつもの小屋とそして1,900年頃に建てられたホテルの跡地がある。鉱山で働く人たちが寝泊まりしていたところだ。

100年以上前に建てられた家がまだ残っていた

3:24 pm さらに北を目指し、Tulameenという集落へ到着。Otter Lakeの湖岸ででしばし休憩。Coalmont Roadをさらに30 kmほどすすむ。

4:19 pm Youngsberg Roadを進もうとするが、どうも橋が流されて道がなくなっている様子。ところが川は干上がっているので、川を下りてみるがこの先の状況が分からないので今日はここまで。ひらけたいい場所があるのでキャンプすることに。後で調べてわかったが、どうも橋が流されて一応作り直す計画らしいが未定とのこと。閉鎖されていることになっているが、実際には枯れた川を渡ることができる。

紅葉した白樺が広がる森でキャンプ

5:54 pm 夕飯は鶏肉の鍋。締めのラーメンで温まる。昨晩ほど寒くなかったが冷えてくる。

10:00 pm 早めに寝てしまった。

  • 移動距離: 95 km
  • 総移動距離: 340 km