2024年8月13日火曜日

Spences bridge, Lower Nicola, Logan Lake探訪 その1

二週にわたり、Spences bridgeとLower NicolaそしてLogan Lakeに囲まれた100km四方くらいのエリアを探検した。地図を眺めているとこのエリアには、20個以上の大小さまざまな湖が点在しており、釣りとキャンプにはもってこいの場所であるが訪れたことはなかった。また、山火事で一部が消失しているが、林業が盛んで無限に大小様々な道とトレイルが張り巡らされており、とても魅力的な場所だ。

青で囲ったエリアを探検した

これはTopNotchNavigatorのスクリーンショットだが、見て分かる通り、まさに網目のように、オフロードトレイルが続いている。実際は行ってみないと倒木や落石、また古い道は木が成長してしまい通れないことも多いがとにかく無限の可能性を感じる。
☆マークは、湖に面したレクリエーションサイトだが、これも無限にあり時間が足りない

8/2/2024-8/4/2024

金夜11pm頃にバンクーバーを出発し、Hope経由でLyttonに到着したのは2:37amだった。暗闇のなか、Botaine Creek Roadを北上して、適当な場所で寝たのは3:30頃だった。疲れ果ててすぐに寝たが、朝になると直射日光を遮る森がまったくない場所で寝ていることに気づいた。暑すぎる。寝不足の中、Botaine Lakeをその先の目指してみたが、Spences bridgeから先のAshcroftで大規模な山火事が起きていて、避難警告が出ていた。消防の人たちがスプリンクラーの確認に来ていた。どうも湖の先からは、Lytton First Nationの人たちのReserve landで先に行けなさそうなので、LyttonからSpences bridgeを経由してHwy8に入り、そこから湖がたくさんあるエリアを目指すことにした。とにかく暑い日。

Hwy8はハイウェイといえど、走ってみるとダートでとても100km/hなどで走れるような道ではなかった。道の途中、大きなbig horn seepの群れに遭遇する。気温がどんどん上がり37℃以上あった。Skuhun creek roadから山のなかに入っていく。目指す場所は標高1,600mなので、幾分は涼しいだろうと期待。タイヤの空気を抜くときに外気温を測ると44℃を記録していた。18PSIで走る。


道はそこまで悪くないが傾斜もきつい。2WDのまま走っているとエンジンの温度が徐々に上昇してオーバーヒート気味になってしまった。慌てて4LOに入れるとすぐに正常に戻った。ラジエーターのファンが2WDだと高回転にならないので、外気温と傾斜で冷却が追いつかなかった。面倒くさがらず、すぐにローギアに入れるべきだった。ちょうど1時間かけて29.1km走り、Pimainus Lakeに3:15頃に到着。外は25Cくらいで風も涼しい。ジープの屋根にとりつけた200Wのソーラーパネルは順調に動いており、暑い山の中でフルーツアイスが食べられる贅沢を味わう。

Pimainusとはこのあたりのfirst nationの言葉で、"The flat underneath or near a steep rise"という意味らしい。まさに山を超えたあとに広がる平地のことだ。湖で釣りを始めると早速、20cmくらいの小さなレインボートラウトが釣れた。4匹釣ってさばいて冷蔵庫に保存。蚊やアブもいない。夕飯をつくり、そしてすぐに寝た。

レインボートラウトは淡白で美味い

湖が見渡せる最高のロケーション

3日目、荷物を片付けて近くのRoscoe Lakeに行くと、人が歩けるトレイルがあり、Knight Lakeまで小一時間ハイキング。手前が沼地になっており、魚はいるが小さすぎてアタリを合わせても1匹のみ。昼ご飯を作ってからまたGordon Lakeへ。この日初めて、バギーとダートバイクに乗った人たちに会った。山に人がいない。どこまでもダートが続き、高地独特の風が時折吹く。

Gordon Lakeの美しい眺め

Gordon Lakeに続くトレイルは景色がとてもよく、ほとんど使われていない道で、轍には草が生え始め、岩が転がり、湧き水が流れ込み、そして燃えて枯れきった山には下草と花が咲いて美しかった。湖の近くの最後のセクションは4LOに入れる。着いてすぐに釣りをしたがアタリはなく残念。パドルボートで湖の沖まで行ってみる。アイスコーヒーを入れて、時間がゆっくりと流れる。このエリアを探検するには圧倒的に時間が足りない。

山道を降り、タイヤに35PSIまで空気を戻す。Lower Nicolaを経由してMerrittで給油しつつ、Hwy5経由でバンクーバーへ帰る。総移動距離: 700kmくらい。帰り道、道路脇の木によじ登るかわいい子グマ (Black bear)にも遭遇。その2に続きます。


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