2024年8月26日月曜日

Squamish riverでトラウト釣り

 湖でのトラウトフィッシングは割と慣れてきたので、渓流でのトラウトに挑戦してみた。流れもあり、湖とは違って魚のいる場所を積極的に探して行く必要がある。Squamish river沿いには、forest service roadがずっと通っており、また何度もキャンプしたこともあるので行ってみることにした。

青でマークした場所で釣った

最初に見つけたのは、本流から分かれた流れの穏やかな支流で、1-2mくらいの浅い場所で、石灰岩が溶け出して白く濁っている。清流とは違い、この川の特徴。10 lb braided lineに6 lbのフロロ、その先にスピナーをつけたところ、20cmくらいの小さなトラウトが釣れた。この場所ではいろいろ試したがアタリはあるものの、2匹釣れたのみ。ウキに小さなワームをつけて試したがアタリはなし。

小さなbull trout

下流に下って、いい場所を見つけたので、同じセットアップで釣り始めたところ、流れのとても早い本流と遅い流れがちょうど合流する場所で、5匹くらいの30cmを超える大きなbull troutが釣れた。
いいサイズ感

川釣りで想像以上に釣れてびっくり。大きな個体は引きも強くかなりアグレッシブで楽しい。よい自信にもなった。魚のいる場所を見つけるのがとても重要な気がする。

ところで、釣った魚の種同定は初心者には結構難しく、調べても住む場所によって体色が違うので簡単ではない。地元のフィッシングfacebook groupで聞いたところ、これがbull troutとわかった。前に釣ったのはもっと茶緑だった。

2024年8月21日水曜日

イリジウム衛星 サテライトコミュニケーションデバイス

Zoleoというイリジウム衛星を使った電波の届かない緊急用のデバイスを買ってみた。セールで$200で月額$25で専用の電話番号とメールアドレスが持てるというもの。イリジウム衛星は、地球の上空700kmを66個の衛星が周回し、地球のすべて(南極など)から接続できる。

SOSボタンを押すと、遭難救助隊の中の人とBluetooth接続したケータイを通じて、相互にやり取りすることができ、救助を要請することができる。また、電波の届かない山奥でも、200文字以下のSMSやメールを誰にでも、月に25通まで契約したプランでは送ることができる。このため、例えば一人で山に入ったときに家族に到着したことや、GPSで現在地などを知らせておくことができるというものだ。

こういうのは滅多に使うことはないし、使わないに越したことはないが、緊急の場面はいつ来るかわからない。山火事や雪崩、土砂崩れは本当によく起こるので、山道が寸断されてしまえば町まで降りていくこともできないかもしれない。Peace of mindというものだ。

2024年8月15日木曜日

Spences bridge, Lower Nicola, Logan Lake探訪 その2

前週に引き続き、MerrittとLogan Lakeに囲まれた西側の湖がたくさんあるエリアを探検することにした。あと2日あれば、このあたりの湖のおおよそは行くことができるだろうという計画だった。

8/9/2024

この日も仕事の関係で夜遅く、金夜11pm頃にバンクーバーを出発したが、Hwy1が工事でバンクーバーを抜けるまで1時間くらいかかってしまった。Hopeのガソリンスタンドに着いたのは深夜1:21amだった。ガソリンスタンドにつくとおぞましい数の蛾が光に集まり、セブンイレブンのドアが蛾だらけで開けるのも気持ち悪かった。店内も蛾だらけ。店員の歯が全然ないお兄ちゃんは、数日前のChilcotin riverの土砂崩れ(https://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/bc-chilcotin-river-landslide-struggling-salmon-1.7283539)で山から蛾が流れされてきたと言ってたが本当だろうか?Hwy5からMerrittまで120km走って、先週見つけたLower Nicolaにある道沿いの場所でキャンプする。15℃くらいで肌寒い。一度来たとき、山に入る手前か入ってすぐの平らな場所を見つけておくと次回に相当楽な思いができる。結局、2:30am頃に就寝。

8/10/2024

遅めに朝起きると、素晴らしい天気だった。20℃くらいの気温で、時折涼しい風が吹いている。ゆっくり支度をしてLower NicolaのCancoでガソリンを入れ、そしてLogan lakeにHwy 97C経由で向かう。

乾燥して晴れた秋のような天気

Hwy97CからWitches Broom Roadを経由してGump LakeのRec siteに12:30pm頃に到着。雲行きが怪しいがここでランチ。Gump Lakeは手前が沼地になっており、釣りやボートをするには少し微妙だった。サンドイッチを作りステーキを焼いていると、雷がなり始めて小雨が降ってきたが、晴れ間も見えるのであまり気にせず数キロ先のTupper Lakeに行ってパドルボートと釣りをすることにした。

Tupper Lakeの眺め

Tupper Lakeは水温も高く釣りやボート遊びには絶好の場所だったが、残念ながらトラウトは釣れず。湖の奥の方ではかなり魚がジャンプしていたので、釣れると思ったがだめだった。4時ごろまで遊んで、そこから西へ40キロほどオフロードを走って、Big O.K. Lakeを目指した。湖の回りは、ごつごつした岩場で荒れた路面だった。ときおりタイヤを置く位置を確認しながらピクニックテーブルのある場所でキャンプすることにした。眠くて9時ごろには就寝。標高が1,600メートルくらいあったので、夜はかなり冷えた。おそらく10℃くらいだっただろう。

パドルボートを屋根に固定しておくとすぐに水に出せて便利だった

8/11/2024

この日は昨日走った道を戻るような形で、西へ40キロくらい走り、Antler Lakeへ行ってみることにしたが、この湖の手前は着いてみると湿地帯となっており、釣りができなさそうだったので、近くのDot Lakeに行くことにした。Dot Lakeは釣りができるようなデッキまで作られた場所だったが、あいにく小さなトラウトしかおらず針が大きくて餌を食べられるばかりだった。

夕方にLower Nicola方面を目指して山を降りはじめ、1時間くらい走って4pm頃にトレイルの入口まで戻った。途中、メインのFSRに合流する前のStumbles creekあたりの道はdeactivated(メンテナンスされていない山道)されており、水が流れ込んだ跡があり、岩が転がり、草が生え放題で走るにはかなり良かった。タイヤの空気を35PSIまで戻して、Merritt経由でHopeまで戻ったら6pm頃だった。サブウェイで夕飯を食べて、9時前には帰宅した。



JeepのDana44リアデフのオイル交換

JeepのDana44リアデフのオイル交換(227,130キロ)。前回は、4.88にギアを交換したときなので、おおよそ17,000km。2万キロか1年くらいを目安に交換しているので、少し早いが悪いことはない。フロントは年始にデフを取り出したときにオイル交換しているので今回は不要。

デフの中を見るのはいつも少し怖いものだ。リングギア、ピニオンギア、サイドギアとスパイダーギアの歯は見た感じ全く欠けたりしていなかった。ギアが削れた屑もない。デフカバーをペイントして、Lucas oilのSAE 80W-90を2Lくらい補充して終わり。カバーのボルトは30ft-lbsで締める。毎回、Black RTVでシールするのが汚れて嫌なので何度も使えるデフ用のガスケットを次回は使いたい。

デフの中は問題なし

なんとなく赤にペイントしてリフレッシュして見栄え良し

2024年8月13日火曜日

Spences bridge, Lower Nicola, Logan Lake探訪 その1

二週にわたり、Spences bridgeとLower NicolaそしてLogan Lakeに囲まれた100km四方くらいのエリアを探検した。地図を眺めているとこのエリアには、20個以上の大小さまざまな湖が点在しており、釣りとキャンプにはもってこいの場所であるが訪れたことはなかった。また、山火事で一部が消失しているが、林業が盛んで無限に大小様々な道とトレイルが張り巡らされており、とても魅力的な場所だ。

青で囲ったエリアを探検した

これはTopNotchNavigatorのスクリーンショットだが、見て分かる通り、まさに網目のように、オフロードトレイルが続いている。実際は行ってみないと倒木や落石、また古い道は木が成長してしまい通れないことも多いがとにかく無限の可能性を感じる。
☆マークは、湖に面したレクリエーションサイトだが、これも無限にあり時間が足りない

8/2/2024-8/4/2024

金夜11pm頃にバンクーバーを出発し、Hope経由でLyttonに到着したのは2:37amだった。暗闇のなか、Botaine Creek Roadを北上して、適当な場所で寝たのは3:30頃だった。疲れ果ててすぐに寝たが、朝になると直射日光を遮る森がまったくない場所で寝ていることに気づいた。暑すぎる。寝不足の中、Botaine Lakeをその先の目指してみたが、Spences bridgeから先のAshcroftで大規模な山火事が起きていて、避難警告が出ていた。消防の人たちがスプリンクラーの確認に来ていた。どうも湖の先からは、Lytton First Nationの人たちのReserve landで先に行けなさそうなので、LyttonからSpences bridgeを経由してHwy8に入り、そこから湖がたくさんあるエリアを目指すことにした。とにかく暑い日。

Hwy8はハイウェイといえど、走ってみるとダートでとても100km/hなどで走れるような道ではなかった。道の途中、大きなbig horn seepの群れに遭遇する。気温がどんどん上がり37℃以上あった。Skuhun creek roadから山のなかに入っていく。目指す場所は標高1,600mなので、幾分は涼しいだろうと期待。タイヤの空気を抜くときに外気温を測ると44℃を記録していた。18PSIで走る。


道はそこまで悪くないが傾斜もきつい。2WDのまま走っているとエンジンの温度が徐々に上昇してオーバーヒート気味になってしまった。慌てて4LOに入れるとすぐに正常に戻った。ラジエーターのファンが2WDだと高回転にならないので、外気温と傾斜で冷却が追いつかなかった。面倒くさがらず、すぐにローギアに入れるべきだった。ちょうど1時間かけて29.1km走り、Pimainus Lakeに3:15頃に到着。外は25Cくらいで風も涼しい。ジープの屋根にとりつけた200Wのソーラーパネルは順調に動いており、暑い山の中でフルーツアイスが食べられる贅沢を味わう。

Pimainusとはこのあたりのfirst nationの言葉で、"The flat underneath or near a steep rise"という意味らしい。まさに山を超えたあとに広がる平地のことだ。湖で釣りを始めると早速、20cmくらいの小さなレインボートラウトが釣れた。4匹釣ってさばいて冷蔵庫に保存。蚊やアブもいない。夕飯をつくり、そしてすぐに寝た。

レインボートラウトは淡白で美味い

湖が見渡せる最高のロケーション

3日目、荷物を片付けて近くのRoscoe Lakeに行くと、人が歩けるトレイルがあり、Knight Lakeまで小一時間ハイキング。手前が沼地になっており、魚はいるが小さすぎてアタリを合わせても1匹のみ。昼ご飯を作ってからまたGordon Lakeへ。この日初めて、バギーとダートバイクに乗った人たちに会った。山に人がいない。どこまでもダートが続き、高地独特の風が時折吹く。

Gordon Lakeの美しい眺め

Gordon Lakeに続くトレイルは景色がとてもよく、ほとんど使われていない道で、轍には草が生え始め、岩が転がり、湧き水が流れ込み、そして燃えて枯れきった山には下草と花が咲いて美しかった。湖の近くの最後のセクションは4LOに入れる。着いてすぐに釣りをしたがアタリはなく残念。パドルボートで湖の沖まで行ってみる。アイスコーヒーを入れて、時間がゆっくりと流れる。このエリアを探検するには圧倒的に時間が足りない。

山道を降り、タイヤに35PSIまで空気を戻す。Lower Nicolaを経由してMerrittで給油しつつ、Hwy5経由でバンクーバーへ帰る。総移動距離: 700kmくらい。帰り道、道路脇の木によじ登るかわいい子グマ (Black bear)にも遭遇。その2に続きます。


GPS情報


2024年8月1日木曜日

自作ポータブルバッテリー v2

昨年、12vの自作ポータブルバッテリーを作った。50 hAのLifepo4がアマゾンで$200のセールだった。ホームセンターでプラスティック製の箱を買って、そこに色々と配線をしてキャンプでつかいはじめた。既製品はだいたい、同じくらいの容量 (500Wh–600Wh)で$5-600なので、かなりの節約になった。もともとの目的は、真冬にディーゼルヒーターを動かすためで、これのおかげで–20Cくらいの外気温でも、テントの中は20C以上で快適そのものだった。一方、試作version 1だったので、配線がフューズや電圧モニターなどを後づけしていくとどんどん汚くなって、中がぐちゃぐちゃだった。それからソーラーパネルを使って充電したいと思っており、リフレッシュすることにした。

リチウムイオンバッテリーは、50Ah 12.8V (~640Wh)のままで、ホームセンターのハンティングギアの棚に頑丈なケースがあったので、それを利用。ソーラーパネルは、EcoWorthyの100Wx2枚。コントローラーはソーラーパネルに付属してきたものを利用。このソーラーパネルは200$くらいで格安だが、2つのパネルをつなぐケーブルなどがすべて付属してくるので、とても便利だ。二回目ということもあり、前回の反省をいかして、とてもきれいに配線できた。YouTubeにも動画がたくさんある。
ECO-WORTHY 200 Watts 12 Volts Solar Panel Starter Kit


ケースの蓋にコントローラー、USB-Cなどの電源を使えるようにした

バッテリーとフューズのシンプルな構成


ソーラーパネルはジープの屋根にあるルーフラックに穴を開けて、ブラケットを取り付け、そこにパネルを固定することにした。配線はまだごちゃっとしているが、ひとまずは、リアゲートから内側に引き込むことにした。当初は屋根に穴を開けないといけないと思っていたが、ひとまずはその必要はなさそうだ。
2枚のパネルは縦置きしてもまだスペースはある

さて、外が晴れてきたので、早速充電を始めてみた。完全な快晴ではないが、雲はほとんどない(90%くらい)。この条件で、7.0Aから7.5Aくらいが発電できることがわかった。おおよそ96Wなので夏場に冷蔵庫をマイナス15Cにしても十分賄えそうな発電で満足。理論上、200Wがこの二枚のパネルから発電できる最大なので、50%程度。

3日以上のキャンプになるとバッテリー容量が足りなくなって心配だったが、晴れてさえいれば、ほぼ気にしなくても良さそうだ。暫く実験を続けてみよう。一方、冬は雨季で曇りばかりが続くので、クルマのオルタネーターに繋ぐAC-DCコンバーターがいるかもしれない。
 
発電の様子

2024年6月21日金曜日

Jeep JK ウォーターポンプやプーリー、ベルトの交換

 本格的に夏が始まる前にウォーターポンプとプーリーなど一式を交換しておいた。交換したパーツは以下の通り。ウォーターポンプはおそらくずっと交換されてないので、予備的に交換。219,950キロも動いた。プーリーはベアリングが完全にダメになって指でくるくると回ってしまう始末。

  • サーペンティンベルト (Bando 6PK2285 OEM Quality Serpentine Belt; $38)
  • アイドラープーリー (ACDelco 38018 Professional Idler Pulley; $34) 
  • *テンショナープーリー
  • ウォーターポンプ (Mopar純正 4666044AA $136.58)
  • クーラント液 1ガロン (50/50) Zerex ZXGO51 G-05 Antifreeze; $40) *1:1で混ぜて使うもの
  • イオン交換水 1ガロン $10くらい (Canadian Tire)

*テンショナープーリーは一式のパーツになってプーリーのみは交換不可だが、分解してプーリーのみを交換できる。サイズはアイドラープーリーと同じ。
これに加えて、ラジエーターにクーラント液を補充するときに使う専用の漏斗 (EPAuto Spill Proof Radiator Coolant Filling Funnel Kit)をamazonで$30くらいで買った。

特に難しいことはなくスムーズ。ベルトを外してウォーターポンプのボルトを緩め始めると、どばどばとクーラントがエンジンブロックから出てくるので、下に大きめのバケツを用意しておく。最終的に3ガロンくらい出た。Moparの純正ウォーターポンプにはガスケットも付属してきたので、それを使った。不要という人もいるが念の為、耐熱性RTVを薄く塗って軽くボルトを占めて、1時間くらいたったあとにトルクスペックに締めた。ウォーターポンプのボルトは105 in. lbs、プーリーは250 in. lbs (ft. lbsではないので注意!)。
新品のウォーターポンプ

ラジエーターの蓋を開けてろうとを差し込み、クーラント液を入れていく。エンジンをかけて、ヒーターをONに。このままアイドルを20分くらい続けて、サーモスタットが開くのを待つ。ホースから空気がどんどん出てくる。その度にクーラントを足していく。なかの空気を完全に抜くため、upper radiator hose (エンジンからラジエーターに行くホース)を手で揉むとホースの中の空気がより効率的に抜ける。途中、ガスケットからの漏れがないか随時確認。

クーラントを補充中

液量に変化がなくなったら試運転。サーモスタットの温度を気にしながら走って、オーバーヒートなどがないかをチェック。

これまでにウォーターポンプに問題はなかったが、予備的な整備ということで、水回りとベルトやプーリーなどを一緒に交換しておいた。何かの作業をする際に外したり、一緒に動くパーツは同時に交換しておくと作業量も減るし楽だ。ボールジョイントを交換するならユニバーサルジョイントやブレーキも一緒にやっておこうというのと同じ。